台風、ハリケーンなど

台風、ハリケーン、サイクロンは構造的に同じものといえそうです。国際的にその発生場所によって、名前が変わります。また、北東太平洋から北西太平洋に移動してきた場合などは、その名称がハリケーンから台風(タイフーン)に変わることになります。

ノットとは

ノットとは、海里/時間のことで速度を表します。1海里は1852メートルですから1ノットは時速1852メートルとなります。これは秒速に直すとおよそ0.514444メートルになります。

台風、ハリケーン、サイクロン

台風、ハリケーン、サイクロンの違い

 

台風、ハリケーン、サイクロンはすべて、熱帯低気圧でできています。その熱帯低気圧が発達し、一定規模以上になると、台風やハリケーンまたはサイクロンと呼ばれるようになります。この呼び方は、その熱帯低気圧が発生する場所によって変わります。
台風は北西太平洋(赤道よりも北側で東経180度よりも西の領域)あるいは南シナ海(赤道よりも北側で東経100度よりも東の領域)で発生して、なおかつその最大風速(10分間平均)がおよそ秒速 17.5メートル(34ノット)以上のものです。国際基準では最大風速(1分間平均)がおよそ秒速33メートル(64ノット)以上のものをタイフーンと呼びます。
ハリケーンは大西洋と北東太平洋(赤道よりも北側で西経180度よりも東の領域)で発生して中心付近の最大風速(1分間平均)が 64ノット以上のものをいいます。
サイクロンはベンガル湾とアラビア海などインド洋と南太平洋で発生したもので最大風速(1分間平均)が 64ノット以上のものとなります。
熱帯低気圧は、上陸した後、勢力が衰えて、温帯低気圧に変わったりします。

熱帯低気圧

台風、ハリケーン、サイクロンはすべて、熱帯低気圧が発達したものです。熱帯低気圧は、低緯度、熱帯地方で発生する低気圧で、海上の水蒸気が凝結して雲になるときに発生する熱をエネルギーとしています。その熱でまわりの空気が暖められ、さらに上昇気流ができ低気圧となります。これが発達して台風などになります。したがって、台風は、上陸するなどして水蒸気の供給が止まると衰えます。一般に海水の温度が 27度以上あると水蒸気の補給が続いて発達し続けることになると言われています。

温帯低気圧

温帯低気圧の特徴は、暖かい空気と冷たい空気の温度差にあるということです。温帯低気圧の中心から温暖前線や寒冷前線がのびることが多いです。温帯地方では、上空に西から東へと偏西風が吹いており、地表近くの空気も流されています。冷たい空気の上に暖かい空気がのしかかっていくところが温暖前線となり、暖かい空気の下に冷たい空気が潜り込んでいくところが寒冷前線となります。どちらにしても上昇気流が発生し低気圧となっています。